カラコンが原因の病気
カラコンが原因の目の病気
カラコンが原因で起こる病気というのがいくつか存在すると言いますが、実際にはどのような病気が起こっているのでしょうか。
可能性のある病気を知っておくことで、カラコンに対する正しい使用方法と向き合い、カラコンを使用することで起こりえるリスクを限りなく減らしましょう。
起こる病気のひとつで巨大乳頭結膜炎というものがあります。こちらは、カラコンに限らずクリアコンタクトレンズの使用においても発症するもので、まぶたの裏側に赤くブツブツとしたものが出来上がって、目ヤニなどがたくさん溜まってしまったり、痒くなってしまう病気です。
この病気になると、まぶたの裏側のブツブツとした突起物のせいで、レンズがズレたり、外れやすくなったりしてしまうといった事が生じます。
この病気はレンズを外して、ばい菌などをしっかり殺菌することで、早期回復が見込めるようです。見た目がすごく怖い症状となりますが、意外と治るもので、きちんと眼科で適正な治療を受ければ完治します。しかし、一定期間はコンタクトを使用できないという事で生活に支障をきたしてしまう場合はありそうです。
発症する原因として、レンズのケアがしっかりとされていない場合などは、レンズに付着したたんぱく質や汚れによってまぶたの裏がアレルギー反応を起こし、巨大乳頭結膜炎になってしまうといったケースがあるようです。
ケアを怠ると失明を招くこともある
カラコンが原因で起こる目の病気でよくあるのが、角膜びらんというもので、黒目の角膜の細胞がはがれ落ちる病気で、安易に放っておいたりすると失明の危険もあったりします。角膜に異変を感じたら、レンズを外して眼科治療に専念しましょう。他にも角膜上皮障害という黒目の角膜に傷がつくなどして、薄い膜に傷がつく病気の一種もあります。
病気と言っても角膜は膜が５つもの層となっていて、目に少しゴミが入っただけでも傷というのはついてしまいますが、治りも早いというのが特徴になります。
こういった目の病気というのはドライアイや目の水分が少なくなると、傷やウィルスを受けやすい状態になって起こることが多いのです。
こういった病気を防ぐには、日頃からの点眼やレンズケア用品などの清潔な管理、触る手の殺菌なども重要と言えるでしょう。
